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「オーラの泉」黒沢年雄さん・前(100回) [オーラの泉1時間ver.]

〔あなたの心に愛とパワーを。オーラの泉は
  こころ豊かに生きるヒントを提案するスピリチュアル・トーク番組です〕

美輪様・・・美 江原さん・・・江 太一くん・・・太 黒沢さん・・・黒 ナレーター・・ナと
失礼ながら省略させて頂きました。敬称なき事、ご了承下さいませ。

【オープニング】[1944年は戦時中]
太「さあ、えー今日のゲストはですね。1944年生まれの方でございます。
  まあ1944年といいますと、戦時中だと思うんですけども」
美「そうですね」
太「美輪さんは、その時、長崎に」
美「長崎で、ええと、原爆が、その翌(昭和)20年でしょ」
太「はい」
美「でもう、負け戦の噂が随分、飛んでた頃ですよ。
  日本中、とにかくもう大変な時期でね。

  食べる物も、着る物も住む所も無い。
  ほんとに、あの頃は思い出したくもないですよ」
太「負けるって分っていながらも、戦いは続いていたっていう事ですか」
美「ただ意地で」
太「意地で」
美「もう精神一到で何事も成らざらん、とかね。一億火の玉だとかね。
  向こうは原爆作ってる時に、私達は竹槍作ってたのよ」
太「そうですよね」

美「勝てるわけないでしょ?それなのにね、そんな事。
  女の子もねモンペはいてセーラー服でハチマキして。
  それでね薙刀で戦って、薙刀の練習してたの」
太「ほお」

美「ある日、薙刀を置いて。その女の先生がね、???なんて教えてたのがね。
  『1!2!3!4!1!2!3!4!』みんながやり出したのよ。

  『あれは何やってるんですか?』って言ったらね・・。
  『敵兵が上陸して来た時に操を守る為の金玉の握りつぶし方です』って」
  握ってひねり潰すような仕草をしながら1234と。一同笑。

太「そんなのが、あったんですか」
美「いかに、野蛮人、って分るでしょ?」
太「いや、4回の技で潰れるって事が分りましたけれども今の説明で」
美「真面目にやってたんですよ、それ」

太「いや、考えられないですね。
  ま僕等、経験した事無いんで、想像出来ない時代ですね」
江「ねえー」
太「その1944年って」
美「生まれなくて、よかったわよ、あなた達」
太「え、美輪さんはその時、学生の頃ですか?」
美「女学生の頃」
太「女学生の頃に、一緒に、1!2!3!4!っていう」スタッフ笑。
美「やってみようか?」笑。
太「や、もうちょっと立派なものにしておきたいんで」苦笑気味に。スタッフ笑。

太「さあ、今回のゲストの方はですね。僕は、あの何度か
  バラエティ番組トーク番組なんかで、お会いしてるんですけども・・。
まあー言っても天然の方ですね」江原さん笑顔で頷き。
美「私、大っ好きなの」
太「ああ、そうですか!」
美「もう可愛いでしょう、あの人」
太「かわいいですよね。子どもですよね。何か、子どものまんまっていう感じが」
美「ねえ。純粋でね」
太「さあ、どんな話が聞けるんでしょうか」

服装
太一くん・ベージュの前身頃にポケットが4つついたジャケット。
下に白いTシャツ。黒いボトムス。黒いスニーカー。

美輪様
アイリス色のドレス、柄が浮き彫りになってるような生地。
袖口にラベンダー色のボア。
大き目の紫の宝石かビーズを太めに繋いだようなネックレス。
耳飾、同様のデザイン。紫の宝石の大きな指輪。

江原さん。青磁鼠のお着物、千草色の羽織、グレーの留め紐、青緑色の天然石。
山吹色の帯。赤い天然石のお数珠。白い足袋、草履。

画面・お祭りのハッピにハチマキの幼児の白黒の写真。

ナ「1944年(2月4日)横浜生まれ。
  幼い頃から数々の不思議な体験が」

予告画面〔車にハネられても無傷!巨大な火の玉を目撃!!
       母の死を告げた!?謎の黒いクモ〕

画面・学生服姿のゲストの白黒の写真。

ナ「16歳で母を亡くし、苦労の後、映画スターに」

画面・映画の一場面。女の子にひっぱたかれるゲストの若かりし姿。

〔「めぐりあい」1968年東宝 監督:恩地日出夫 脚本:恩地日出夫 山田信夫〕

ナ「しかし、スターの地位は束の間でした・・」

予告画面〔契約解除で路頭に迷う〕

画面。黒いスーツに黒い蝶ネクタイで歌うゲスト。

〔発表!日本有線大賞 第11回上期 映像提供TBS
 時には娼婦のように(1978年) 作詞・作曲/なかにし礼〕

ナ「歌手として再びスターの座に返り咲いたものの・・」

予告画面〔豪邸を建てたら主役降板。さらに!大腸ガンを患う。
       波乱の人生の理由とは?〕

画面。着物に日本髪の女性と幼児の白黒の記念写真。母タイ子さん。

ナ「そして、今は亡き母の心配」

予告画面〔健康のことが心配・・・〕

タイトルロール 「国分太一・美輪明宏・江原啓之 ・オーラの泉」

セットの前にゲスト立ち。シルエット姿、ライトで照れされ。

ナ「黒沢年雄さん、これからスピリチュアル・チェックを始めます」

【スピリチュアル・チェック】
◇1.自分の性格を一言で言うと何ですか?
  →とても楽しい人。(太一くん笑)

◇2.小さい頃、なりたかった職業は何ですか?
  →スター。(美輪様、にっこり)

◇3.何か苦手なものは、ありますか?→クモ。

◇4.不思議な体験をした事はありますか?
  →えー、何度も死に掛けてます。(江原さん、目を閉じ)

◇5.人生の転機はいつですか?
  →えー・・おふくろの死。そして東宝映画の専属契約の解雇。
   そして・・えー、大腸ガンです・・。

服装・黒沢さん
黒地に茶の太めの縞のジャケット。黒いボトムス、白いシャツを襟を大きめに開けて。
黒い帽子。口髭と頬から繋がるあご髯。黒い靴。ごつめの時計。

提供画面・・〔バカになれば人生は開ける・・・。
        どん底生活を救った“大愚のすすめ”とは?〕

大きな拍手。
太「さあ黒沢さん、どうぞ、こちらの方に」
黒「宜しくお願いします」席に着く前に一礼して。
太「お願いします」
美「ようこそ」美輪様、手を差し延べて
黒「久しぶりにあがってますよ」
太「あ、緊張してますか?!」
黒「僕、あんまり最近あがんないんですけど。非常に、こう緊張してますね」

太「美輪さんとは、・・初めまして?」
黒「いやいや、何度かお会いしてますよ」
太「あ、そうですか」

黒「はい。つい何年か前にお会いした時の言葉が忘れられない。
  今日もう、お忘れになってると思うんですけど。
  
  人間が成功して、いい家を作って。益々、調子に乗って
  もっといい家を作ろうとすると必ず不幸が来る。
  だから、そういう人が周りにいるんですよ・・」
太「ほんとですか」
黒「実際、僕もそうだったんです」
太「その当時、作ろうと思ってたって事ですか」
黒「いや、違うんです、一つ、まあ、そこそこの家を買ったんですよ。
  もっと、いい家を建てた。その時、大腸ガンやりましたから」
太「ああー」
黒「それから、また引っ越して、また立ち上がったんですよ。
  もっと小っちゃい家」
太「ああ」
黒「うん」
太「覚えてますか、その言葉を」
美「だから正負の法則ですよ。いつも言ってる。
  何かを得れば何かを失う、何かを失えば何かを得られる。
  その話をなすった、ね」黒沢さん頷き。

太「なるほど。江原さんとは、まあ」
江「初めまして」頭を下げられて会釈。
黒「嫌ですね」
太「やだ!」
黒「何言われるか分らない」
美「あはははは」
黒「けっこうね」
美「怖いですか?」

[不思議体験が多い]
黒「けっこうね、僕、不思議な体験してるんですよ」
美「そうでしょうね」
黒「それ分りますか」
美「うふうふ」江原さん笑顔で頷き。

黒「中学か小学か覚えてないんだけどね・・。
  お風呂の帰りに、帰って行ってたらね。
  大きな火の玉が3回、回って消えたんですよ」
太「ほお」
黒「それがね、信じられないんだけど幅が2メートル。
  横がね、6メートル位の火の玉」
太「でっかいですね」
黒「うん、だから誰に言っても信じないんですよ。
  それ3回、回ってね消えましたよ。翌日、そこの家の誰か亡くなってました」
太「ええ!?」
黒「はい」

太「・・・」
黒「それからね、おふくろが死ぬ前にね。
  毎日、クモが出た、真っ黒なクモ。こんなっ位のクモ、手の平の。
  それで、ほうきでね追うんだけどとバサッバサッて逃げるんですよ。

  それでね、おふくろ亡くなった途端に出なくなった。
  玄関に。それも玄関に出るんですよ」
太「普段は、そんなデカいクモは見た事なかったんですか?」
黒「まず無いですね。真っ黒なクモですよ。今でも忘れられない」
太「へえー・・」
黒「そういう蓄積が、あるんですよね。それで僕はもう
  車にはねられて、擦り傷、かすり傷、打撲、骨折、何も無いんだから!」
太「車にはねられたんですか?」
黒「はねられた。6メートル位飛んだんですよ」
太「い、いつ位ですか?」

黒「中学1年生位の時ね。ボンネットの上乗っかって。
  フロントガラスを手で割って。それは覚えてないんですよ。
  
  で、急ブレーキかけて飛ばされたんですよ。
  僕はもう気を失って、病院、何箇所か行ったけど何とも無い」
太「かすり傷なく」
黒「うん。だから頭打って失神したんだと思うんだけど」
太「ええ、それだけで済んだ」
黒「ちょっと頭おかしいけど」スタッフ笑。
美「はっはっはっは」太一くん、微妙な笑。

太「そこ、そこから、こう天然が」
黒「・・そうかもしれないけど」
太「ははは・・」
黒「それからもう・・第三京浜でスピンして1、2キロ位すっ飛んだり」
太「自分の運転で、ですか?」
黒「はい。その頃シートベルト無くて・・。もう横にぶつかり後ろにね」
太「ええ」
黒「周りも凄かったですよ」

太「それもかすり傷」
黒「かすり傷一つ無い」
太「・・・ほおおー。ほんっとに幸運と言うか」
黒「僕もうー生まれて来た時から仮死状態で。もう、お産婆さんが
  もうダメだって言ったのに。あの生き返ってますから」
太「あ、そうなんですか」
黒「はい」
太「先程も何度か死に掛けているってのは生まれた時から、そういうような」
黒「はい」
太「経験を」
黒「それで、こういうような話を信じるんですよ」
太「なるほど、なるほど」
黒「はい」

[不思議体験の意味]
太「今の話も多分、かなり興味深い部分、あったりすると思うんですよね。
  大きな・・、その人魂、じゃないすね」
美「その人魂はね」
江「よくある事、よくある」
太「あるんですか。その大きさっていうのも、あるんですか?」
美「ああ、あります。うん」
江「あります」
太「へえ」
美「私も見ましたよ、その大きさ。もっと大きいかもしれない」
江「他の人もよく見ますよね、それって」

美「私、原爆の後」
江「ああ・・」
美「トンネルを出たのね、日見トンネルってとこ。そしたら・・
  そーれこそ・・5メートル直径位かしら。
  それでシッポ入れたら10メートル位じゃない。
  
  それが物凄い速さでピュッ!って飛んで行ったの。
  そして何あれ』って、その前にトンネルの中で
  お化けが出てたの見てたんだけどね」
太「ええ」
美「そしたら。麓へ着いたら小学校で原爆で亡くなった人達をね
  全部、焼いてたの、そこで」
太「うわー・・」
美「だから・・『ああ、人魂って、あれだったのか』と思ったのね」
太「それは何かメッセージとかではなくて」
江「やっぱり黒沢さん、おっしゃったように。
  人様の亡くなるお家の屋根の上によく出ますね」
太「あ、その屋根の上にですか」
江「上に出る」
太「・・ほおおー」
美「何ででしょうね?・・」
江「ねえー」
黒「もう回数覚えてますよ。3回ですよ。3回、回って、消え・・た。
  だからよく幽体離脱って言うけど、それなのかな?」
美「うん」
黒「違うんですか?」

江「うん、そこはやっぱり、はっきりしないですね。
  ただまあ、人が亡くなる時に。よく、それが臨終を知らせる事になっているのか。
  あのクモの方の話は、はっきり分るんですよ」
太「そうですか」

江「ねえ、昆虫っていうのは。よくね霊媒生き物っていうかね。
  霊媒の生き物って言ってるんですよね。

  だから、そのクモはクモが、どうとかってんじゃなくて。
  そのクモを使って迎えに来た人が居るっていう事・・。

  だから全然、話違うんですがね。これはねテレビ見てらっしゃる方でもね。
  覚えがあるんじゃないかと思うんですが。

  お墓参りとかお墓行くと妙に
  自分の周りを蝶ちょがね飛びまわってるとか」
美「黒い蝶とかね」

江「ええ、とか止まったり・・やたらとね。それは、その昆虫に。
  その要するに魂がね、乗っかってて憑依して。そして、その人を、こう見て
  色んなシグナルとかメッセージを送ろうとしてたりする時あるんですよね、うん」

黒「じゃ、良くない事なんですか?」
太「いや。それメッセージですから。だから要するに
  例えば、その時のクモであれば、お迎え、という事と。
  後、そろそろ覚悟を、っていう、そういうメッセージだったり。

  後、お墓だとかの場合は、ま、ありがとうという意味だったり、ね。
  色んな、こうその人、その人のメッセージがあります」
美「昔からよく言われますよね」
江「はい」

美「それと後、昔の言い伝えでね。朝グモは良い知らせ」
黒「夜、出るんですよ」
美「夜のクモは悪い知らせって言いますよね。夜だったのね」
黒「あれは気持ち悪かったです。だから僕、もうクモ大っ嫌い」
太「先程、苦手なものはクモって」
黒「大っ嫌いですね」

太「そのクモを見るようになってから、嫌になったんですか、クモ」
黒「・・そうそう、そうそう、そうそう」
江「まあねメッセージですからね、あくまでもね。でいて
  後は話は全然違うんですが。よくあのラップ現象とか言ってね。
  ラップっていうのは凄く、こう何か気味悪がられたり、するじゃないですか」

〔ラップ現象  物理的な原因がないのに部屋の中で音が鳴る心霊現象〕

江「あれも、必ずしも、そうじゃないんです。
  例えばドカンとか大きなね音がする時は
  ちょっと悪いメッセージが多いんですよね。この世的に悪い、メッセージ」
黒「うん」
江「小さいラップってのも、ありましてね。
  その場合はね、金物を床に落とすような音するんですよ。
  チャラーンとかね。それはね、よく誉め、られてたり」
太「へええー」
黒「ふうーん」
江「励まされてたり」
黒「へええー」
黒「だから、ラップって全部同じじゃないんです。」

太「大きさとか鳴る音とか、によって違うメッセージが」
江「違う」
太「込められてるって事ですか」
江「そうです、そうです」

黒「僕あの先祖のこと、調べた事あるんだけどね。先祖が平家なんですよ」
太「はい」
黒「茨城だから茨城が、親父の先祖だと思ったら。
  どんどん調べて行ったら・・。今度は高遠っていう所なのね。
  長野に高遠ってのがある」
太「はい」
黒「で高遠から今度ね。太平洋へ抜ける道があるんですよ。
  その途中で横へ入って行くとね。黒沢川と黒沢山ってのがあるんですよ」
太「おお」
黒「だから、今度そこ行って調べようかと思ってる」
太「あ、山と川に名前が付いてるんですか」
黒「黒沢山と黒沢川ってのが、あるの」
太「ほおお」

江「それでいて、その家系の流れがあるじゃないですか。
  で、その流れの中で出家してる人が山ほど居ますでしょう」
黒「・・ああ・・」
美「ご出家した」
江「ご出家なさってる方が居る、お侍さん」
黒「それちょっと分りませんけどね」
太「お寺ばっかり視えるんですよ。きっとそれ、お調べして行くとね。
  色んなお寺に当ると思いますよ」
黒「寺回り好きですね僕は」

太「うん・・。いつ頃から、そういうの調べるようになったんですか?」
黒「いやだから自分の人生を振り返ると、よく時々暇な時にね。
  『大した才能も無いのに何で俺、こんなうまく行ってんのかな?
  誰かの力を借りてんのかな?』って思う時、ありますね」
太「ほおー」

美「黒沢さんの人生ってね波乱万丈でね。良くなったなと思ったらストーン。
  良くなったなと、あ調子いいなと思ったら、ストーン。それの繰り返しですよね」
黒「そうなんですよ!・・ほんとに、そうだねえ・・」

[母を亡くして]
太「まず人生の転機が。お母さんが亡くなった時」
黒「そうですね。最初、僕、野球の選手になりたくて
  ずーっと頑張って来て。長男ですから」
太「はい」
黒「で、おふくろが、まあ色んな内職しながら、随分・・頑張って来て。
  それで、まあ僕、多分16か17だと思うんだけど」
太「ええ」
黒「あのー・・その病院の院長が長男を呼んでくれっていうんで。
  僕は行ったの。その先生が、お母さんは、もう3ヶ月持つか
  半年持つか分らない、肉腫っていう病気だった」
太「にくしゅ」
黒「肉腫っていうのは今で言うガンなんですよ。
  その時は分りませんでしたよ。肉腫っていう病気なんだっていって。
  
  その後も・・あの最期は、もうしゃべれない・・体も動かないって
  入院して。それであの入院して家族全員が出されたの、おふくろに。

  僕だけが一番最後に出て行こうとしたら、おふくろが。
  こう止めんだよね、手で。狭い部屋だから汚い。

  で、こっちの袖持ってね。で『何だよ』って言ったら・・。
  『年男・・頼むよ』って言ったんだ・・」
太「ほお」

黒「これで最期の言葉ですよ。
  これは強烈だったですね、僕の人生に」
太「頼むよ、と」
黒「年男頼む、長男だから」
太「ああ」
黒「下に弟3人居るから」
太「はいはいはい」
美「皆の事を頼むよって事ですね」
黒「皆を頼むよって。だから、こういう人間に生まれたのかもしれない、うん。
  負けちゃいけないっていうね」
太「ああ、なるほど、なるほど」

黒「だから僕がまあ、その後、まグレかかったりね。
  色んな事あったんだけど。・・まあ、そっちの道行かないで
  一生懸命、やっぱり俳優を選んだっていうのは
  おふくろのおかげですよね」

太「じゃ何か、そういう節目だったり、自分が悪い方向へ
  行きそうになった時っていうのは、そのお母さんの言葉がまた」
黒「出て来ますね」
太「出て来ますか」
黒「これ不思議とね・・。ミシンの音とね・・おふくろの
  『年男、頼むよ・・』っていうのが、こうポッと出て来るんですよ」
太「うんーミシンの音」
黒「ミシン夜中まで毎日、踏んで内職してましたから」
太「ああ」
黒「それがもう、こびりついてるわけです。
  毎日やってるから、うん」

太「あの失礼ですけども、お母さんは、お幾つの頃亡くなったんですか?」
黒「40」
太「40・・はああ・・。まだ全然」
黒「それはもう可哀想ですよ。朝起きたら。火起こして
  ま、火起こしたらっておかしいけど、ごはん炊いて
  僕ら、乾物屋行って皆に飯食わしたら。

  今度、タライって言うね、そういう洗濯板があるんですよ。
  それで、その洗濯して、それで今度、昼飯でしょう?
  昼飯終わったら今度はね取り込まなきゃいけない。夜飯でしょう。
  何の楽しみも、なくなっちゃったから」
太「ああー」
黒「だから、ほんとに可哀想ですよね」

画面変り。カタカタと足踏みミシンを踏む映像。
続いて小さな一室で子どもが遊ぶ側でミシンを踏む女性の姿。

ナ「1日中、家事と内職に追われながら文句一つ言わなかった母。
  家族の為にだけ生きた母は、黒沢さんが16歳の時、この世を去りました」

  長男として兄弟の面倒を見る立場になった黒沢さん・・。
  しかし波乱の人生は、まだ始まったばかりでした・・」

長くなりましたが、読んで下さってありがとうございました。
中編[不良から映画スターへ]に続きます。もうしばらくお待ち下さいませ。


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